遺産分割協議の準備2~負債の調査~
借金などの負債の調査
被相続人(亡くなった方)の財産調査の一番分かり易い方法は、通帳の履歴を見ることです。毎月引き落しされている保険料、返済履歴等を見ることにより、被相続人が何を契約していたかを知ることが出来ます。
しかし債務が多い方は、そもそも預金残高が少ないことが多く、返済自体が滞っていることもあり、数か月分の取引ではわからないこともあります。
取引履歴は数年分確認する必要があり、その確認により過去の借入先が判明することがあります。
債務の調査をするには、信用情報機関に開示請求をすることにより、完済されていない借入や通帳の履歴ではわからない債務を調査することも出来ます。
主な信用情報機関は以下の通りです。
①株式会社シー・アイ・シー (CIC) https://www.cic.co.jp | CICは、主に消費者金融や信販会社(クレジットカード会社)で登録された信用情報を取り扱っています。信用情報機関の中で最も信用情報を管理しているのがCICです。 |
②株式会社日本信用情報機構 (JICC) https://www.jicc.co.jp | JICCは、消費者金融や銀行など幅広い金融機関が加盟しており、信用情報機関の中では加盟数が多いのも特徴です。銀行に関しては、メガバンクは加盟しておらず、ネット銀行や地方銀行が中心となっています。 |
③一般社団法人全国銀行協会 https://www.zenginkyo.or.jp | 銀行を中心に加盟する信用情報機関です。メガバンクや地方銀行、ネット銀行が加盟していますが、消費者金融や信販会社は加盟していません。 |
ちなみに、いわゆるヤミ金融については調査の対象外なので、ご注意ください。
浜松市の女性行政書士です。
個人の方が士業に相談することは、なかなか心のハードルが高いかと思います。
今までの職務経験を活かし、親しみやすい法律家を心掛けております。
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